企業は人なり、とは言い古された言葉ですが、経営資源の中でも「人」はその他を制御、管理する最大の経営資源であることに異論はないでしょう。 社員がやる気・やりがいをもって目標にチャレンジし、ときめいている姿こそ組織の理想であり「成長」の源です。 それでは「人」を基軸とした組織の成長シナリオはどう描くべきでしょうか。 デフレ経済の定着により閉塞感が強い状況下「存続」と「成長」のために全ての企業が新しいフェーズへの脱皮を迫られています。
【最高のマネージメントツールMBO】 多くのマネージメントツールの中でMBOこそ最高のマネージメントツールです。 しかし1000人~5000人規模の企業での導入率74%(厚労省調査)とされるMBOですが「あまり機能していない」という悩みが多いのは何故でしょうか。 いくつかの原因があります。 最大の理由は企業の「ガバナンス」におけるMBOの位置づけがTOPや管理職に十分認識されず「他社もやっているから」的な発想で導入・運用されているからです。 これでは上手くいくはずがありません。 理論的には素晴らしいMBOですが「運用面」では難しい制度なのです。
【ガバナンスにおけるMBOの位置づけ】 MBO理論・基本精神~クリック①
MBOを導入し機能させるためには、TOPから一般社員までMBO の位置づけを十二分に理解、認識してスタートしないとすぐに形骸化してしまいます。 <人事政策の全体像> 人事政策の全体像を図解すると下記のようなものになります。
ここでもMBOは最高のツールになります。